「FABCO」とは？

「ファッション」「メディア」「消費者」にフォーカスした、双葉通信社オリジナルのインターネット調査です。
*ファッション編・ジュエリー編　各年1回実施

FABCOでわかるデータと活用例

• ブランド認知率・購入経験率・購入意向率
• ブランドユーザープロフィール
• 性年代別接触メディア分析（SNS・デジタル・雑誌）
• 商業施設利用者分析
• 生活者のファッション意識

FABCO 2023 サマリー

2023年5月、新型コロナ感染拡大に伴う行動制限がすべて解除されました。
生活行動がおおむねコロナ禍前に戻り、”コロナ明け直前”のワクワク感は沈静しています。
また1年以上続く円安傾向や、値上げラッシュによる生活コストの上昇が消費意識に影響しているようです。

【ファッション消費動向】

男女とも世帯年収減、ファッションにかけるコストは上昇

• 値上げによる購入単価の上昇、男性は”いいもの志向”が影響か

ファッションアイテムの購入は「実店舗回帰」

• 「インターネット通販」が減少

ブランド認知・購入意向の伸びに寄与するのは「ひと」「コラボ」「アイコニックな商品」

• 価格帯やテイストに関わらず、韓国・日本のアイドルや有名スポーツ選手が着用したり、話題性のあるコラボに取り組んだブランドは、認知率・購入意向率が伸びる傾向

男性は「スーツ回帰・いいもの志向」、女性は「おしゃれ迷子」。男女とも買い物は慎重

• 男女とも、「買ったことのないブランドや知らないブランドを買わないほう」の伸び率がトップ。ブランドのロイヤリティアップが重要に
• 男性の方がファッションに前向き。ファッションはカジュアルから「スーツ・ジャケットスタイル」へ。チャレンジしたい気持ちも
• 値上げや年収減の影響か、女性は「価格志向」。コーデに自信がなく、失敗せず割安な買い物をするため、SNSをよりどころに

【コミュニケーション動向】

ファッション情報源は「SNS」のみ成長。「SNS」が「店頭」と肩を並べる情報源に

• 特に男性は「SNS」の伸びが大きい。女性は前年並み
• 男女とも「SNS」と「店頭」の差が縮まっている
• SNSで事前に興味・共感をもち、購買は実店舗回帰する流れの中で、”店頭ならでは”の体験の充足がますます重要に

「新しさ・早さ」より「自分の興味」。情報を”探す”意欲はトーンダウン。アルゴリズム慣れ？

• 男女とも、「世の中で話題になっていることはとりあえず知っておきたいほう」がマイナス
• 「新しさ」「早さ」をただ追うより、フィードやタイムラインに現れる「自分の興味に紐づいた事柄」を見る方向にシフトか
• 女性はポップアップでの「商品との出会い」が増加。「今ここにしかないモノ、コト」の価値は高まっている

「タイパ行動」が広がる。男女とも3人に１人以上が「倍速視聴」

• 男性では４人に１人が「ショート動画」を好む

SNS・動画は「知りたいこと・知らなかったことを“知る”」入り口

• 男性の情報接点はYouTube・Xがメイン。女性は「認知・興味・検索・購入・シェア」の全ファネルでInstagramが高く、次いでYouTube・X
• Pinterestは「知る・検索・購入」に寄与

過去の調査レポート

ファッション×メディア×生活者調査「FABCO」2022